長崎海上保安部の巡視船「でじま」の潜水士が6日、長崎港で今年初めての潜水訓練を実施し、新年への決意を新たにした。
巡視船の潜水士は海難救助や事件事故の調査などに当たる。「訓練初め」では長崎海保に所属する7人の潜水士が一人ずつ、高さ約8メートルのでじまの船首で「コロナに負けず明るい1年にする」などと新年の抱負を叫び、海に飛び込んだ。
海から船首までロープで登る訓練は、7人とも無事に成功。水深約5メートルに潜水する「垂直素潜り」のほか、フィン(足びれ)や約20キロある空気ボンベなど潜水に必要な装備品を外しながら泳ぐ「障害ドルフィン」などにも取り組んだ。
昨年の11月に潜水士になったばかりの熨斗大輝さん(28)は「前回はロープ登りに失敗したので今回は登れて安心している。6人の先輩の良いところを学んで一人前になりたい」と決意を語った。
同海保によると、でじまの潜水士は昨年、海難救助など8件で出動した。
新年への決意 巡視船「でじま」の潜水士が訓練初め
- Published
- 2021/01/09 14:00 (JST)
- Updated
- 2021/01/09 22:33 (JST)
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