大雪での試合強行にレアル・ジダン監督激怒「試合は延期されるべきだった」

ジダン監督は雪の中での試合に激怒(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督(48)が大雪での試合強行に大激怒だ。

Rマドリードは9日のオサスナ戦で0―0とスコアレスドローに終わり、降格圏の相手に勝ち点3を取りこぼす痛恨の結果となった。

試合後の会見ではジダン監督の怒りが爆発。その矛先は、大雪で延期の試合が相次ぐ中でこの試合を強行開催したリーグに向けられた。

「我々はとんでもないことに巻き込まれた。ピッチでできることをしたが、フットボールの試合ではなかった。これから我々がいつ帰れるのかも分からない。試合は延期されるべきだった」と語気を荒げた。

スペインではマドリードを中心にして数十年に一度と言われる大雪に見舞われており、Rマドリードは前日の移動時に視界不良や路面凍結により飛行機が飛ばず4時間近く缶詰め状態に。肝心の試合でもピッチは懸命の整備が行われたが滑りやすく、選手たちの安全を考慮すれば開催されるべきではなかったということだ。試合後も交通機関がマヒしているため本拠地に戻れるメドが立たないのだから、指揮官の怒りの導火線に火が付いたのも無理はない。

ジダン監督はオサスナ戦の直前に、新型コロナウイルス感染者と濃厚接触が確認されたため7日から自主隔離に入っていた。陰性が確認され、なんとか指揮を執れたが、トラブル続きでまさに泣きっ面に蜂となってしまった。

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