【新型コロナ】横浜市職員ら会食クラスター 仕事納めの日、参加6人全員陽性

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は11日、10歳未満~90代の男女259人の感染が新たに確認されたと発表した。うち中等症6人、軽症184人、無症状34人で、残る35人は症状調査中。145人の感染経路が不明という。

 市によると、同市都市整備局の30代男性職員と建築局の40代男性職員の感染が分かった。2人は昨年12月28日の仕事帰りに、既に感染が確認されている都市整備局の職員3人と民間企業の友人1人と会食をしており、これで参加した6人全員が陽性と判明。市は、新たなクラスター(感染者集団)と認定した。感染した職員5人は勤務中にマスクを着用していたため、両局の職場に濃厚接触者はいないという。

 市都市整備局の担当者は職員の会食に関する具体的な規定はないとしつつ、「(新型コロナの)収束に向け全市を挙げて取り組む中、このような事態となり、申し訳なく思っている」と話している。

 感染経路が判明している114人のうち、68人は家庭内感染が疑われている。

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