ヘタフェ・久保建 〝ぶっつけ本番〟のデビュー戦も2得点に絡む

久保建英(ロイター)

【スペイン・エルチェ=11日(日本時間12日)発】スペイン1部ヘタフェの日本代表MF久保建英(19)が〝ぶっつけ本番〟で2得点に絡む好デビューを果たした。

大雪のため、10日から11日に延期となったアウェーのエルチェ戦。8日の移籍決定後、まだ練習に参加していない久保は背番号5を付け、1―1で迎えた後半19分から出場。24分には得意のドリブルでペナルティーエリアに侵入したところで左足で強烈なシュートを放ち、惜しくもGKにセーブされるも、そのこぼれ球をFWマタ(32)が押し込み、追加点を演出した。41分にはゴール前にクロスを送り込むと、中央で合わせようとしていたFWロドリゲス(33)が敵DFに倒されて、PKを獲得。これをロドリゲスが決め、3―1で勝利し、久保は初陣で決勝点を含む2得点に絡んだ。

スペイン紙「マルカ」は、途中出場の久保に星2つの評価(満点は星3つ)。「アス紙」は「久保がヘタフェに革命を起こす」との見出しを付けて「(新加入のMFカルレス)アレニャと久保が興味深いデビューを果たし、特別な輝きを放った」と報じるなど得点こそ奪えなかったものの、新天地で上々の再スタートとなった。

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