F1中国GPが新型コロナの影響で延期を希望「4月に開催できるかどうかは極めて不透明」

 F1中国GPのプロモーターが、COVID-19の影響で、2021年同グランプリを4月11日から延期することを希望していることが分かった。

 中国当局は、最近再び感染者数が増加していることを受けて、より厳しい入境制限を設けつつある。

 そのため、中国GPのプロモーターはシーズン後半での開催に変更することを希望している。

「(F1首脳陣とは)毎週電話会議を行い、連絡を取っている」とプロモーターであるJuss Eventのゼネラルマネージャー、ギヒン・ヤン氏は中国のメディアに対して語った。

「カレンダーは通常どおり用意されているが、F1レースが今年の前半、4月に開催されるかどうかは、極めて不透明だと私は考えている」

「今年後半に日程を振り替えることを目指している。後半に変更したいという要望を正式に提出した」

2019年F1中国GP 決勝前のグリッド

 2020年の中国GPは、当初第4戦として4月19日に予定されていたが、パンデミックの影響で中止された。2020年12月にFIAが承認した2021年F1カレンダーでは、中国GPは第3戦として4月11日に組み込まれている。

 2021年開幕戦オーストラリアGPも、3月21日の開催は困難とみられており、シーズンはバーレーンで開始される可能性が高い。オーストラリアと中国の日程変更、開催地が空白となっている第4戦(4月25日)の開催地決定など、カレンダー確定までにはまだ課題が残っている。

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