がんで亡くなった父よりも年上になった自分 46歳、両側乳がんになりました 64

検査・告知・手術・仕事復帰・・・誰かのお役に立てればと綴ります。

いつもお読みいただきありがとうございます。緊急事態宣言も関東に出る中、みなさん不安な日々が続いておられると思います。

父の歳を超えました。

私事で恐縮ですが(いつも私事ですが、汗)誕生日を迎えまして、父親の歳をこえました。父は胃がんでして、私が18歳の時に亡くなりました。その父の歳をきょう、追い越しました。母から朝来た、『お父さんの歳を超えましたね』というLINEに涙がこぼれてしまいました。なんでしょう、この感覚は。悲しい、うれしい、つらい、安堵、寂しい、心配かけてすいませんなどなど・・・いろんな感情がごちゃ混ぜになりました。こういったときはどう返すのが娘として正しいんでしょうか。書きながら悩んでおります。母も乳がんですし、父が亡くなったときにどれだけ大変な思いをして自分と妹を育ててくれたんだろうかと考えるとなんとも言えない気分になっております。誕生日、おめでとうなんですけど、たくさんのみなさんにおめでとうって言われているんですけど、どう返すのがいいでしょうか・・・。

お便りです!

【第60回】コラム

でケア帽子のお話をしましたら、HTBのonちゃんアプリから情報提供いただきました。(みなさん大歓迎です!)

『肌触りの良い帽子の事が書いてありましたので、情報提供したいと思います。神奈川県藤沢市の「ガーゼ帽子を縫う会」(代表/吉田久美さん)です。zoom配信をしながらリアルでも開催していました。毎月1回開催。このオンラインでの開催に参加して1枚縫いました。ほぼ直線縫いで仕上がります!!!!おしゃべしながら手元の動画を見せてもらって、楽しい時間と、2時間で完成するという達成感のダブルで癒されます。本当にフワッとした優しい帽子です。もみあげ部分まで深く被れるデザインでリバーシブルです。寝る時にも被っていられます。クリスマスに向けて治療中の子どもたちにガーゼ帽子をプレゼントする活動もしています。ガーゼ生地の提供も探しているそうですよ。
私も乳がんサバイバー2年生です。(2019年9月に告知、11月に手術。2020年放射線治療後、術後1年で転移なし〜経過観察中) 病院で知り合った方々と交流してきましたが、私の病院は全道から集まっている分、なかなか会えずさびしく思っておりました。遠くに住んでいても2020年だったのでオンラインで繋がって本当にラッキーでした。家族に辛いとは言いづらいものでした。1番のお薬は気兼ねなく話せる場かも知れません。』

といただきました。確かにですよね。遠くても、声が聞こえれば近く感じますよね。2020年は本当にオンラインでつながることが大切だなと実感した年でした。会えたらうれしいですけど、北海道からでも遠くの会の方のつながるってひとりじゃないことを実感できてうれしいですよね。

その”ガーゼ帽子を縫う会”の吉田さんからは・・・

『私は41歳で乳がんに罹患し、医療者を始め周りの方に支えられて過ごすことができています。そのご恩をお返ししたく、乳がん体験者コーディネーターというNPO認定の資格を取り、神奈川県平塚市にある平塚共済病院で「乳がん情報提供室」を開設させていただき、ピアサポートをしております。ガーゼ帽子を縫う会をぜひ紹介していただけたら嬉しいです。』といただきました。

こちらのガーゼ帽子を縫う会

クラウドファンティングにも挑戦されていて、全国での縫う会の開催に向けて準備をされているそうです。ご成功をお祈りしています!

さて、きのうは成人の日でした。

私が勤めています、HTBの1階に成人式の看板を設置しております。密にならないように月末まで。さらに受験生のみなさんへ、札幌村神社に奉納する絵馬もあります。

コロナなくなれ!から合格祈願までいろいろな気持ちのこもった絵馬が並んでおります。今週末は大学入学共通テスト。高校入試も始まってます。受験生のみなさんも大変なシーズン!くれぐれも体調にはお気を付けください。

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