玄関にコート掛けがあると、出かけるときにサッと着ることができて便利です。この記事では、玄関におすすめのコート掛けを紹介していきます。狭い玄関でも邪魔にならず、インテリアとしても素敵なコート掛けがたくさんあるので、どのような基準で選べばいいのかみていきましょう。
玄関にコート掛けがあると便利な理由
コートは寒い時期に毎日のように使いますが、厚みがあり場所を取るので収納方法に困りがちです。玄関にコート掛けがあるとさまざまな問題点を解決することができます。
玄関でサッと脱ぎ着ができる
衣類の収納場所として定番なのはクローゼットですが、毎日クローゼットのある部屋を経由して脱ぎ着をするのは手間になります。外出時にも帰宅時にも必ず通る玄関にコート掛けを置いておけば、急いでいるときにもサッとコートを手にとって出かけられますし、帰宅後すぐにコートを収納できるので時短にもなるでしょう。
花粉やウイルス対策として
コートを着る冬・春は、花粉やウイルスに悩まされる人が多いです。対策としては、帰宅後すぐに衣類を脱いで、洗濯機に入れることが有効ですが、コートは毎回洗えないのでどこかにそのまま収納しなければなりません。
玄関先ですぐにコートを脱いでかけておけば、ウイルスが家の中に入り込まずに済みます。とくに、小さな子どもやお年寄りのいる家庭はウイルスにより一層の注意が必要なので、玄関先でコートを脱ぐことは大切です。
子どもも片付ける習慣が付く
子どもが帰宅すると、面倒くさがって脱いだコートを放置しがちです。玄関にコート掛けがあれば、帰ってきてすぐに片付けるよう教えることで、自然と子どもにコートを片付ける習慣ができるので、親のストレスも軽減されるでしょう。
コート掛けの選び方
ハンガーラックは玄関のスペースやデザイン、かけるコートの数によって適した商品も異なります。ここでは、ハンガーラックの選び方を紹介していきます。
玄関スペースに合ったサイズ
玄関は比較的狭いことが多いうえ、靴を履くためにしゃがむこともあります。大きな荷物を出し入れすることもありますし、お客さんが最初に目にする場所でもあるので、圧迫感がなく、邪魔にならないコンパクトなサイズのものが望ましいです。
ポールタイプのハンガーラックなら、奥行きがなく場所も取らないので設置しても十分な空間を残せます。さらに、さまざまな高さにコートや帽子などをかけられるので、子どもでも手の届く位置に収納ができます。玄関の片隅がデットスペースとなっている場合におすすめです。
幅や高さを変えられるハンガーラックも、そのときの使用状況によってサイズを変えられて便利です。とくに、来客用のハンガーラックは使わない時間も多いので、小さくできるものを買っておけば普段の保管にも困りません。
省スペース収納なら壁に立てかけるタイプがおすすめ
ハンガーラックには、壁面に立てかけるタイプもあります。立てかける角度を自由に調節できるので、少しの隙間も有効活用できます。視界的にも圧迫感がありません。立てかける角度が急すぎると倒れやすい点、あまり多くのコートはかけられない点から、一人暮らしや少人数の家族に向いています。
床に置くスペースがないなら壁掛けコートハンガーがおすすめ
玄関が狭く、コート掛けを置くスペースがない場合は、壁掛けコートハンガーが便利です。壁にフックを取り付けるだけでいいので場所をとりません。
壁掛けコートハンガーを選ぶときには、フックひとつあたりの耐荷重が10kg以上あれば落ちてしまう不安はありません。釘で壁に取り付けるものが多いので、賃貸にお住いの場合は事前に賃貸契約の内容を確認してください。
使用量に合った耐荷重のものを
コートは重いので、使用量にあった耐荷重のコート掛けを選びましょう。コート掛けには主にアイアン製、木製、スチール製のものがありますが、とくに耐荷重の面で優れているのはアイアン製です。ハンガー1本あたり20kgまで耐えられるものもあります。
重さの面で問題なくても、コートとコートの間が狭くこすれてしまうと、毛玉の原因になります。最低でもコート1着を5cm程度として考え、余裕を持ちたい場合は7cm程度を見込んでコート掛けを選びましょう。
キャスター付きは移動や掃除が楽
玄関は小石やホコリなどのごみがたまりやすいので、定期的に靴やコート掛けを移動させて掃除することが大切です。
キャスター付きのコート掛けなら、重かったり大きかったりしても、コートをかけたまま簡単に動かせるので便利です。とくに、家族の人数が多くかけるコートがたくさんあるとその分コート掛けは重くなるので、キャスター付きのものが役に立ちます。
機能性や耐久性
機能性の点で言えば、棚付きコート掛けが使い勝手がよく便利です。コート掛けの下はデッドスペースになりがちですが、棚付きの商品ならカバンや小物を置く収納スペースとして有効活用できます。
耐久性では、アイアン製やスチール製のものがおすすめです。アイアン製ならたわみや歪みに強いので、たくさんコートをかけても安心で、スチール製なら錆に強いので長く使えます。とくにスチール製は、軽いので使い勝手がよく、女性の一人暮らしにもおすすめです。
インテリアに合ったデザイン
アイアン製のラックはさまざまな形のものがあり、錆やムラがあることからアンティーク調の雰囲気が強いですが、木材と組み合わせるとカジュアルな印象にもなります。
天然木のラックは木材の色によって印象が大きく変わるのが特徴です。明るい色ならナチュラルで清潔感のある印象になりますが、ブラウンなら上品でカジュアルな印象に、暗めの色なら落ち着いていておしゃれな印象になります。
スチール製のラックはデザインが豊富ですが、シンプルでスタイリッシュなものが多いです。
玄関のコート収納アイデア例
ここからは、玄関のコート収納のアイデアを紹介していきます。用途は同じでもデザインが違うことで使い勝手や印象が大きく変わるので、自分の家の玄関に合うものを探すための参考にしてください。
壁に立てかけるスリムコートハンガー
壁に立てかけるスリムコートハンガーは、手軽に置けること、スペースを取らないことが魅力です。家用のコート掛けとしては珍しいタイプなので、無駄がなくシンプルでありながら、個性的でおしゃれな雰囲気も感じられますし、アパレルショップのような空間にもなるのでおすすめ。また、必要な場所にすぐに移動できる点も魅力です。
キャスター付きのアンティーク風コートハンガー
アンティーク調のコートハンガーは、置くだけで玄関がおしゃれな雰囲気に変わります。キャスター付きなら掃除や模様替えのときにも便利で、機能性にも優れています。木製のカゴや観葉植物との相性もいいので、工夫次第で自分らしくアレンジが可能です。
小物収納にも便利なラダーハンガー
一見はしごのようなラダーハンガーも、おしゃれなコート掛けとして活用が可能です。ハンガーをかけてコートを吊るす以外にも、S字フックを使えばカバン、帽子、鍵、靴べらなど玄関に置きたいさまざまなものをスマートに収納できます。
玄関土間に作られたコート収納
素敵な玄関土間がある場合は、見えない死角となる部分にコート掛けやコートハンガーなどを設置するといいでしょう。見せるインテリアとしてコートを収納する場合は、玄関土間の雰囲気に合った素材でできた、なるべくシンプルなコート掛けを選びましょう。
ブルックリンスタイルのポールハンガー
白壁のよくある玄関でも、ブラウンの木材を使ったポールハンガーを置けばおしゃれな空間に。観葉植物を置いたり、アンティーク調の照明をつけたりと総合的にコーディネートすれば、より一層ブルックリンスタイルらしい玄関になります。
壁にフックをかけて省スペース収納
壁にフックをかける収納なら場所をとりませんし、コートやカバンをディスプレイするように吊るせるので、気分も上がります。コートが不要な夏はコート掛けが邪魔になりがちですが、壁掛けなら省スペースで収納可能です。
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