野口健氏「東京五輪の開催など夢のまた夢」 水際対策の甘さ嘆く

野口健氏

登山家の野口健(47)が12日、ツイッターを更新。開催が危ぶまれる東京オリンピック・パラリンピックについて自身の見解をつづった。

12日、東京都の新型コロナウイルスの新規感染者は970人で、8日ぶりに1000人を下回ったものの、入院中の重症患者は144人で過去最多を記録した。自民党内では中国、韓国を始めとした11か国・地域のビジネス関係者の入国制限を例外的に緩和した「ビジネストラック」について一時停止の議論が始まった。

野口氏は「菅総理は『ウイルスに打ち勝った証として来夏に東京五輪開催』と昨年発言されていた。今の段階で『必ずやり切る』と断言できる根拠はどこにあるのか。何を持って『ウィルスに打ち勝つ』ことになるのか。その基準を明確に示した上で徹底的に対策した方がいいのではないか」と指摘。

また、別のツイートではビジネストラックが現在も停止されていないことを取り上げ「この期に及んで水際対策を徹底出来ないのならば東京五輪の開催など夢のまた夢ではないだろうか」と呆れた様子を見せた。

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