DeNA、新スローガンは「横浜一心」 三浦監督「チームもファンも結束して優勝つかみ取る」

今季のスローガン「横浜一心」を披露する横浜DeNAの今永(左)と三浦新監督=横浜市内のホテル(代表撮影)

 横浜DeNAは12日、今季のスローガンが「横浜一心」に決まったと発表した。発案した三浦大輔新監督は「結束しないとチームは強くならない。ファンも一つになって大きな力を生み出して戦っていきたい」と23年ぶりのリーグ制覇を誓った。

 球団誕生10周年を迎える今季から采配を振るう三浦監督。この日の会見でチームの歩みをかみしめた。「ファンがどんどん増え、球場もリニューアルされた。チームも強くなってきた」

 だが、それ以上に歯がゆさをにじませた。「優勝には手が届いていない。節目の年に皆でつかみ取りに行きたい」。現役時代に1度、横浜が歓喜に沸いた光景を忘れたことはない。「コロナ禍で球場に来て応援できないファンもいると思うが、心は一つ。選手はプレーで応えていく」と共闘を呼び掛けた。

 新たに選手会長に就任した今永も呼応する。「日本一の横浜ファンの応援があって優勝できないのは選手の責任。もう何十年もお待たせするわけにはいかない」

 左腕は左肩のクリーニング手術を経て投球を再開したばかり。「頑張ってもらわないといけない選手」と復活を待ちわびる指揮官の前で約束した。「現役時代を知っている選手はたくさんいる。日本一の監督にできるように選手も結束していく。新たな歴史をつくりたい」。ハマのエースがその象徴となる。

◆「感動をつなげる」 10周年の記念ロゴマーク発表
 横浜DeNAは、球団誕生10周年の記念ロゴマークを発表した。

 「感動を、みんなと一緒に未来へとつなげる」という思いを込め、シンボルの星マークをモチーフに、10本の線が右肩上がりで矢のように伸びていくイメージを表現している。

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