【女子サッカー】なでしこジャパン鮫島彩が新規参入の大宮に移籍

鮫島彩

今秋開幕する女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」に新規参入する大宮は13日、INAC神戸から日本代表(なでしこジャパン)DF鮫島彩(33)、MF仲田歩夢(27)、GKスタンボー華(22)を完全移籍で獲得したと発表した。

2011年ドイツW杯優勝、12年ロンドン五輪銀メダルなど輝かしい実績を誇る栃木県出身の鮫島は15年に仙台からINAC神戸に移籍し、6季プレーした。移籍にあたり、INAC神戸のホームページに長文のメッセージを掲載。「クラブのタイトル獲得に全く貢献することができなかったことに自分の無力さを痛切に感じています」「これからは女子サッカー界をINAC神戸と共に盛り上げていけるように、大宮の地から私なりに精一杯努めていきたいと思います!」などと感謝の意を示し、大宮からは「ゼロから作り上げるチームにスタートから携わらせていただけること、大変光栄に思っております。クラブに貢献できるよう全力を尽くしていきますので、どうぞよろしくお願いします」とコメントした。

大宮はW杯優勝時の監督を務めた佐々木則夫氏(62)が総監督を務め、ともに優勝トロフィーを掲げた盟友でもある大野忍さん(36=本紙評論家)がコーチに就任。鮫島は再び共闘し、新チームを盛り上げていくことになった。

同時に移籍した仲田は10年のU―17女子W杯準優勝、12年U―20女子W杯3位の日本代表メンバーで、強烈な左足のキックが持ち味。スタンボーは18年U―20女子W杯優勝の原動力となった175センチの長身GK。着実にチーム作りを進めているだけに、まだ今後も大物の加入がありそうだ。

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