スペルミス「LAGAR」ビールが一転発売となったワケ

日の目を浴びることになった「サッポロ 開拓使麦酒仕立て」

ファミリーマートは13日、サッポロビールとの共同開発商品である「サッポロ 開拓使麦酒仕立て」を2月2日に発売することを発表した。

同ビールはそもそも今月12日より発売されることが明らかにされていたが、今月8日になってデザインに一部誤表記があることを理由に発売中止がアナウンスされた。本来「LAGER」と表記すべきところが「LAGAR」になっているというまさかのスペルミスがその原因だった。

ビールとはいえ、食品ロス削減が叫ばれる中、「サッポロ 開拓使麦酒仕立て」が廃棄になることを心配する声がファミマとサッポロに寄せられ、両社が慎重に協議した結果、発売中止の決定を取り消すに至ったという。

流通ウォッチャーの渡辺広明氏は「スペルミスは食品表示法違反に当たらないし、お客様に不利益を与える表現でもないので英断だ。今後にも良い影響を与えるだろう」と分析。

ネットでも「早く飲みたい」「廃棄が防げて良かった」と歓迎の声が続出している。

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