広島ドラ1・栗林良吏 投球とともに磨きかける〝メモ術〟

1年目から活躍が期待される広島・栗林

広島のドラフト1位新人・栗林良吏投手(24=トヨタ自動車)が厳しいプロの世界で生き残るため〝メモ魔〟になるそうだ。

新人合同自主トレが始まって1週間ほどが経過し「今まではストレッチにしても、どこを動かしてどこを伸ばすとか詳しいところまでは考えてはいなかった。でも、プロのトレーナーさんは細かく指導してくれる」と身体の細部にまで渡る助言に目から鱗の毎日だという。だが、受け身でいるだけではダメ。これまで野球に関するメモを付ける習慣はなかったが「こうやって教えてもらえるのは1年目だけ。しっかりメモで整理をして2年目以降に継続していければいい。年齢が上がれば自分でやらなきゃいけなくなる。知識として置いておくのはいいかなと思う」と1月から野球ノートを作り、日々ペンを走らせている。

広島ではかつて丸佳浩外野手(31=現巨人)が打席ごとにベンチ内で相手投手の特徴や配球をメモし、飛躍につなげた。「ノートを見返した時に『これ何だっけ?』という時もあるんですが、メモに残しておけば後々聞きやすい。これから技術について教えてもらったら、それも記述して今後の野球人生に生かしたい」。息の長い投手になるためにも投球技術とともにメモ術も磨いていくつもりだ。

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