「協議調わず」中村法道知事コロナ会見延期 16日午後に

 長崎県は15日、開催を予定していた新型コロナウイルス感染症対策本部会議と中村法道知事の記者会見について「さらなる対策の協議が調わなかった」として、16日に延期すると発表した。
 県は6日の対策本部会議で、長崎市を中心に感染拡大が続いているとして、不要不急の同市内の外出や県外との往来を17日まで自粛するよう県民に要請することを決定し、知事が記者会見で説明。約1週間後にその効果を検証し、18日以降もさらに対策が必要かどうか判断するとしていた。
 15日は午後4時半から対策本部会議を開き、同6時から知事が記者会見をするといったんは発表。だが同4時ごろにいずれも取りやめると決めたという。県の担当者は報道陣に「県三役や担当職員、長崎市などが協議を重ねてきたが、調わなかった」と釈明した。
 県に対しては、飲食関係などの団体が経営が大打撃を受けているとして、休業要請とそれに伴う補償などを求めている。
 16日の対策本部会議と知事会見は午後になる見通し。


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