昨年末にコロナ感染の鷹・東浜が復帰「不安の中で年末年始を過ごした」

練習を再開した東浜(代表撮影)

新型コロナウイルスに感染して自宅待機となっていたソフトバンクの東浜巨投手(30)が16日、筑後のファーム施設で練習を再開した。

右肩の不調でリハビリ中だった右腕は、昨年12月21日のスクリーニング検査で陽性判定を受け、その後25日のPCR検査で陽性が判明。球団の取り決めである2度続けての陰性が出ておらず、復帰に思いのほか時間を要していた。

「外で動くこと自体が去年以来。素直に戻って来れてホッとしています。なってしまったことで心配をおかけしましたし、特にトレーナーさん3人が濃厚接触者として認定されて、大事な年末年始を隔離期間として不自由な思いをさせてしまった。その中で一人に陽性が出てしまい、そういう方たちに申し訳ないなと思います」と話した。

発熱の症状はほとんどなかったものの、味覚と嗅覚はなくなった。自宅待機中は不安ばかりだったという。「(陽性となる前に)会った人たちにうつしてないかとか、そういった思いが強く、正直体を休めるとかは考えきれなかった。本当にそこが心配で。もちろん、自分の体もどうなるんだろうという思いがあった。不安の中で年末年始を過ごしていました」

ここからは開幕に向けて調整を進める。この日は体幹メニューやキャッチボール、ポール間のランニングなどで汗を流した。「肩の状態はだいぶ良くなっている。焦ってはダメですけど。焦らず、急いで。体を作っていきたいと思う」と力を込めた。

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