東海道川崎宿400年プロジェクト 第1弾はロゴ募集

にぎわう川崎宿の様子(国立国会図書館デジタルコレクションより)

 江戸幕府が設置した東海道川崎宿(現在の川崎市川崎区)が起立400年を迎える2023年に向け、同区内の市民や団体などを中心に構成されるプロジェクトが、今月中に設立される。地域資源を生かしたさまざまなイベントを実施する予定で、第1弾として2月15日まで、起立400年を記念したロゴマークのデザイン案を募集している。

 同宿は1623年、3代将軍徳川家光によって幕府が整備した五街道の一つ、東海道に置かれた。品川-神奈川間に設置され、東海道を上る旅人が昼食や休息を取る宿場として、また下る旅人にとっては六郷の渡し(多摩川)を控えた最後の宿泊地としてにぎわったという。

 節目を控え、宿の歴史を過去から未来へと結び、愛される街をつくろうと、地域の複数の団体などによる「川崎宿起立400年プロジェクト」推進会議が今月末にも立ち上がる。スタンプラリーなどのイベントを順次行う予定だ。

 第1弾として、プロジェクトで使うロゴマークを募集する。「東海道川崎宿起立400年」が一目で分かる自作、未発表のデザイン(10センチ四方以内)で、プロアマ問わず何点でも応募できる。2月に地元関係者らの審査員が複数選び、3月に一般投票で決定する。最優秀作品の作者には10万円の副賞が授与される。

 応募は郵送かメールで。詳しくは区のホームページか川崎区役所東海道川崎宿400年記念ロゴマーク担当係電話044(201)3136へ。

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