Rソックスが先発左腕・ペレスと再契約へ 1年500万ドル

レッドソックスが昨季終了後に年俸625万ドルの契約オプションを破棄したとき、マーティン・ペレスは1年限りでレッドソックスを去るものとみられていたが、1年500万ドル+オプション1年の再契約で合意に至ったようだ。レッドソックスは今オフ、昨季崩壊した投手陣の立て直しを最優先課題に掲げており、フリーエージェントの投手とのメジャー契約は1年210万ドル+オプション1年で獲得したマット・アンドリースに続いて2人目となる。

メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、ペレスの今季の年俸は450万ドル。2022年の契約は年俸600万ドルの球団オプションまたはバイアウト50万ドルとなっており、ペレスに保証される金額は450万ドル+50万ドルの500万ドルとなる。また、投球イニング数に応じて今季は最大50万ドル、2022年は最大75万ドルの出来高が設けられているようだ。

現在29歳のペレスは、昨季レッドソックスで唯一シーズンを通して先発ローテーションを守り、12試合に先発。62イニングを投げて3勝5敗、防御率4.50、46奪三振をマークした。レンジャーズ時代の2013年、2016年、2017年、ツインズ時代の2019年と過去に4度の2ケタ勝利を記録。メジャー9年間で通算56勝を挙げている。

今季のレッドソックスは昨季全休したエドゥアルド・ロドリゲスが復帰し、トミー・ジョン手術を受けたクリス・セールもシーズン途中に復帰できる予定。セール復帰までのあいだはロドリゲス、ネイサン・イバルディ、ペレスの3人が先発ローテーションの中心となり、タナー・ハウク(昨年9月にデビューして3試合で3勝0敗、防御率0.53)とニック・ピベッタ(昨年8月にトレードで加入して移籍後2試合で2勝0敗、防御率1.80)の両右腕が4~5番手を務める見込みだ。

アンドリースも先発ローテーション入りを狙っており、レッドソックスはフリーエージェントのジェイク・オドリッジにも興味を示していることが報じられている。着々とコマは揃い始めており、少なくとも昨季のような惨状に陥ることはなさそうだ。

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