長崎県立中3校で入学試験 計878人が受験

感染対策を取った会場で、試験開始を待つ受験生=長崎市立山5丁目、県立長崎東中

 長崎県立の中高一貫教育校、長崎東、佐世保北、諫早高付属の3中学校で16日、入学試験があり、計878人が受験した。各校は消毒液の設置や定期的な換気など新型コロナウイルス対策を取った。
 試験日は当初、10日の予定だったが、大雪の影響で延期となっていた。募集定員は各120人。各校によると、受験者数は長崎東が323人(競争倍率2.7倍)、佐世保北が272人(同2.3倍)、諫早高付属が283人(同2.4倍)だった。
 試験は3校共通で、適性検査、作文、面接。適性検査は、学校での生活や家庭などをテーマにして思考力や判断力、表現力など総合的な力をみた。
 県教委によると、新型コロナ対策で受験生に体温などを記入するチェックリストの提出を求め、健康状態を確認した。長崎市の長崎東中では、各教室に消毒液を設置したほか、定期的に換気。1教室の収容人数は例年より10人少ない30人とした。
 フェースシールドを着用した試験官が問題用紙を配布。受験生が緊張した面持ちで試験開始の合図を待っていた。合否の結果は20日までに本人と在籍小学校に発送する。

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