ヤンキースの次の標的は19年に15勝のレッズ・カスティーヨ

ルイス・カスティーヨ(ロイター=USA TODAY)

ヤンキースがさらなる戦力補強だ。DJ・ラメーヒュー内野手(32)と再契約し、コリー・クルバー投手(34)を獲得したヤンキースの次なる標的として、19年に15勝を挙げてオールスター戦に出場したレッズの右腕、ルイス・カスティーヨ投手(28)の名前が浮上した。

NJドットコムは17日(日本時間18日)にレッズとナショナルズでGMを務め、現在は評論家のジム・ボーデン氏がMLBネットワーク・ラジオのトーク番組で「ヤンキースはカスティーヨのトレードについてレッズとコンタクトをとっていた」と明かしたことを紹介。交換要員はクリント・フレージャー外野手(26)とミゲール・アンドゥハー内野手(25)がカギになるだろうと伝えた。

カスティーヨは90マイル台後半のフォーシームを投げる速球派。20年の成績は4勝6敗ながら防御率が3・21で、70イニングで89三振を奪った。21年の年俸は420万ドル(約4億3600万円)だ。ヤンキースがぜいたく税を回避する上限の2億1000万ドル(約217億8000万円)まで米CBSスポーツ(電子版)によると600万ドル(約6億2000万円)、米データサイトのスポットラックによると約485万ドル(約5憶円)。米メディアによると1200万~1500万ドル(約12億4000万~15億5600万円)を希望したとされる田中将大投手(32)と比べると格安で枠内に納まる。

カスティーヨのヤンキース移籍が実現すれば、エースのゲリット・コール投手(30)に続く先発ローテーションの2番手候補だ。昨季1イニングしか投げていないクルバーを3番手に回せる。戦力アップになるだろう。ただ、田中より上とも思えず、寂しい限りだ。

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