大谷の「二刀流の評価」はレアケース 査定をどう年俸に反映させるか

今季の年俸が注目される大谷(ロイター=USA TODAY)

米スポーツサイトのアスレチックは17日(日本時間18日)にエンゼルスの大谷翔平投手(26)の特集記事を掲載した。今オフ初めて年俸調停の権利を得た大谷は330万ドル(約3億4200万円)を希望。一方、球団側の提示は250万ドル(約2億5900万円)で合意に達しなかった。

今後、中間の290万ドル(約3億円)あたりで合意し、公聴会を回避する可能性もあるが、同サイトは米スポーツサイトのトレード・ルーモアーズで2011年から年俸調停関連の分析を行う情報を発信してきたマット・スワーツ氏にメールで見解を聞いた。

同氏は「大谷は本当に奇妙なケース。ですが私は打者モデルを選択しました。なぜなら投手モデルでは何も作れないと思ったからです」と回答。大谷の来季年俸を300万ドル(約3億1000万円)と独自に算出した。

一方、米大リーグ機構(MLB)公式サイトは16日(同17日)に「各球団が契約延長すべき選手」を掲載。エンゼルスからは大谷を選んだ。「これは変なアイデアだろうか? 彼は今季が終わったら、あと(FAまで)2年しか残っていない。(大谷は)エンゼルスが望むところまではまだ到達しきれていないが、かといって彼が去ることを絶対想像したくないはずだ」と論評した。

二刀流の評価が今季の年俸にどう反映されるのか注目されている。

© 株式会社東京スポーツ新聞社