西武が全体会議 おかわり2世&3世、松坂の二軍・B班スタートが決定

全体会議に出席した辻監督(左)と松井二軍監督(球団提供)

キャンプの振り分けなどを決める西武の全体会議が18日、メットライフドームに隣接する球団事務所で行われドラフト1位・渡部健人内野手(22=桐蔭横浜大)、同2位・佐々木健投手(24=NTT東日本)の即戦力コンビの二軍・B班(所沢、高知・春野)キャンプスタート。合わせて山川穂高内野手(29)、松坂大輔投手(40)、内海哲也投手(38)のB班スタートが決まった。

11月の試合で右肩を痛め現在、佐々木とともに一部別メニュー調整中の注目の〝おかわり3世〟はB班(所沢、高知・春野)でスタートを切る。そこで昨年、右足首を負傷し順調にリハビリを進める〝同2世〟の山川と初合体を迎えることになった。

辻監督は「(A班には)内野手では(6位の)ブランドン、外野手は(4位の)若林を連れて行く。(2位の)佐々木に関してはそこそこ投げれるけど、今は無理をするところではない。渡部も1か月以上投げていない。打つ方はしっかり振れているらしいけど、今はできることをしっかりやって〝焦らず急いでほしい〟。本人の気持ちとしては一日も早く一軍に上がるんだという気持ちを持ってやってもらわないと困る。2年後、3年後のためにという気持ちは大きな間違いのもと」と気持ちの持ち方にクギを刺した。

一方、渡部の兄貴分の山川については「打撃で軸足は一番大事なところ。本人も昨年、右足が使えなければ打てないことは十分に分かったと思う。ただ、バットを振ることはもうできている。あとはしっかり走れる、守れるということになればすぐにでも合流してもらいたい」と右足首のリハビリが最終段階に来ていることを語った。

また、頸椎手術からの復帰を目指す松坂については「ここまでやってきた選手ですから自分の体は自分が一番分かっていると思う。今年にかける気持ちも十分にあると思う。焦らずしっかり投げれる体を一日でも早く。期待してます」とコメントした。

注目のドラフト上位2名、山川ら主役を欠いてスタートするA班(宮崎・南郷)キャンプだが、指揮官は「一つのことを大事に、それをウヤムヤにしない。2連覇をした後、昨年の成績が3位。まだまだ常勝というチームではないことをしっかり認識して自分の殻を一人ひとりが打ち破れる選手であってほしい。今年優勝することが選手達の今後にさらに重要になる。ズルズル行かないためにも今年はしっかりと結果を残す」とV奪回へ語気を強めていた。

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