【初場所】貴景勝7敗目で負け越しリーチ 高田川審判長「いつもの馬力がない」

遠藤(右)に敗れ、肩を落とす貴景勝

大相撲初場所9日目(18日、東京・両国国技館)、大関貴景勝(24=常盤山)が幕内遠藤(30=追手風)の引き落としに屈して7敗目(2勝)を喫した。取組後は「勝たなきゃ意味がない。(大事なのは)気持ちだと思います」と険しい表情を浮かべた。

今場所は自身初の綱取りに挑んだが、すでに横綱昇進の可能性は消滅。来場所のカド番を回避するためには、ここから1敗もできなくなった。

土俵下で審判長を務めた高田川親方(53=元関脇安芸乃島)は「いつもの馬力がない。リズムに乗れていない。はたこうという意識が見える」と指摘した。

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