【初場所】貴景勝が初の綱取り挑戦 「優勝」が最低条件

綱取りに向け気合が入る貴景勝

大相撲初場所(10日初日、東京・両国国技館)の取組編成会議が9日、国技館で開かれた。初の綱取りに挑む大関貴景勝(24=常盤山)は初日に小結御嶽海(28=出羽海)、2日目は幕内大栄翔(27=追手風)と対戦することが決まった。

伊勢ヶ浜審判部長(60=元横綱旭富士)は貴景勝の綱取りについて「今の時点では、何とも言えない。結果を見てから考える」と慎重に見極める構えを見せた。内規では横綱昇進の条件は「大関で2場所連続優勝、または準ずる成績」。同部長は昨年の11月場所で貴景勝が優勝した際に「優勝しないとダメ。レベルの低い優勝でも困る」としており、優勝が最低条件となりそうだ。

また、ともにカド番の大関正代(30=時津風)は幕内北勝富士(28=八角)、大関朝乃山(26=高砂)は大栄翔と初日にそれぞれ対戦する。

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