元厚労大臣の舛添要一氏 菅首相のコロナ3人大臣制を批判「船頭多くして船山に上る」

舛添要一氏

元厚労大臣、元都知事の国際政治学者・舛添要一氏(72)が19日、ツイッターを更新。河野太郎行革担当大臣を新たにワクチン担当大臣に任命した菅首相のコロナ政策を、真っ向から批判した。

舛添氏は、田村憲久厚労大臣、西村康稔経済再生担当大臣(新型コロナ対策担当大臣)に次いで、河野行革相がワクチン担当大臣になることを「船頭多くして船山に上る」と批判。

「2人体制がコロナ対策を失敗させてきたのであり、感染症対策の肝は厚労相に権限を集中させることだ」と指摘した。

そして「陸将隷下の陸軍に空将をあてがい、今度は海将か。兵隊(厚労官僚)は動かない」と、上司が増えることにより、指揮系統が複雑化し、部下が働きにくくなっている現状を皮肉った。

舛添氏は2009年、厚労大臣時代に新型インフルエンザ対策に奔走した経験を持つ。豊富な政治経験を生かし、国や小池都知事のコロナ対策にさまざまな〝提言〟を行っている。

© 株式会社東京スポーツ新聞社