阪神・西勇輝投手(30)が19日、兵庫・西宮市内の甲子園球場での自主トレ終了後に、オンライン形式の記者取材に応対。シーズンへ向けた意気込みとともに、「師」と仰ぐ巨人・菅野智之投手(31)への思いを語った。
例年この時期は温暖なハワイで自主トレを行ってきた西勇だが、今年は新型コロナウイルスの影響もあり国内での調整に専念。「(日本国内は)寒いのでずっと動いてました。ケガをしない体づくりに取り組んでいますが、なかなか一気にハードな動きをするのは難しい。ゆっくり長く練習している感じですね」
オリックス時代からオフは「3勤1休」ペースでのトレーニングを続けてきたが今年はそのルーティンも変更。
「(休みは)1週間に1回ですね。年齢を重ねることによってケガのリスクも上がってきますので。休みを寒いところでいっぱい入れちゃうと動きも遅くなる。筋肉を上手く動かしながらと考えています」
これまで何度となく自主トレをともにしてきた菅野は今オフ、米メジャー挑戦への夢を一時断念し巨人に残留した。これについて西勇は「(菅野は)師匠でもあり尊敬できる先輩。あれだけのパフォーマンスができる選手なので行ったらどういう結果が出るのかなと期待していたんですけど、コロナというのもありましたんで」と菅野を気遣った上で「(菅野の残留は)すごくうれしいこと。また対戦できる機会があれば、しっかり自分のパフォーマンスを出したい。ついていけるように頑張っていけたら」と新たな〝TGエース対決〟に腕をぶした。