きょう20日(水)は、二十四節気の「大寒」。1年で一番寒さが厳しい頃とされるが、今朝は暦通り全国的に冷え込みが強まっていて、昼間も厳しい寒さとなる所が多い見込み。広く晴れて、日本海側でも晴れ間の戻る所が多いが、積雪となっている所では路面凍結による交通障害や、なだれなどに注意が必要だ。
朝から晴れる所が多い 北日本では強風やなだれなどに注意
本州付近に高気圧が進んでくるため、東日本や西日本では朝から晴れる見込み。風も弱まって、穏やかな晴天となりそうだ。北日本も、太平洋側はおおむね晴れるが、日本海側と新潟県ではお昼頃まで雪の降る所があり、午後も雲が取れにくい見通し。さらに、北日本では、沿岸部を中心にきょういっぱい風が強く吹きそうだ。また、日本海側を中心に、なだれや屋根からの落雪に注意してほしい。
大寒らしい冷え込み 昼間も寒さ続く
全国的に厳しい冷え込みになっていて、午前5時現在、全国の8割近い地点で氷点下まで気温が下がる冬日になっている。北日本では日本海側を中心に、路面の凍結によるスリップ事故などに注意が必要だ。
昼間も、大寒らしい寒さで、気温が一桁の所が多く、東北北部や北海道では最高気温も氷点下の真冬日になる見込み。ただ、九州や四国などでは最高気温が12℃前後まで上がり、あす21日(木)・あさって22日(金)は、関東など東日本でも二桁に届いて、全国的に寒さが緩みそうだ。
＜20日の予想最高気温(前日差)＞
札幌 ー4℃(＋2℃) 真冬以下
仙台 1℃(＋1℃) 真冬以下
新潟 1℃(±0℃) 真冬以下
東京 8℃(ー2℃) 真冬以下
名古屋 8℃(＋1℃) 平年並み
大阪 8℃(＋2℃) 平年並み
福岡 13℃(＋5℃) 3月上旬
那覇 21℃(＋2℃) 3月上旬
(気象予報士・海老原美代子）
