【4日(月)の天気】北陸から北の日本海側は雪や雨 太平洋側は晴天乾燥 仕事始めは北日本で厳しい寒さ

 きょう4日(月)は、冬型の気圧配置は次第に緩むが、北陸から北の日本海側は雪や雨が続くため、引き続き、なだれや屋根からの落雪などに注意が必要だ。太平洋側や西日本は晴れて、空気の乾燥が続く見込み。
 仕事始めの方も多いと思うが、北日本を中心に、年明けのこの時季としては厳しい寒さとなるので、防寒対策をしっかりとして2021年のスタートを切ってほしい。

北陸から北は雪や雨が続く 除雪中の事故にも注意

 北日本の日本海側は雪で、風が強く吹雪く所もある見込み。北陸の山沿いは雪が続くが、平地では雪が雨に変わる所が多く、新潟周辺では雷や突風を伴い、降り方の強まる所もありそうだ。
 なだれや屋根からの落雪、ふぶきや路面の凍結による交通障害、除雪中の事故などに引き続き注意が必要だ。

太平洋側はカラカラ 寒さ対策もしっかりと

 太平洋側は、東北で雪の降る所があるが、北海道や関東から西日本では晴れて、空気の乾燥が続く見込み。乾燥注意報も広く出されており、火の取り扱いなどに注意が必要だ。西日本の日本海側でも、きょうは日差しが期待できる。

 日中の気温は、全国的にきのう3日(日)よりは高くなる所が多く、この時季らしい寒さだが、北日本は平年を大きく下回る予想で、防寒対策をしっかりして体調を崩さないようにほしい。
 一方、沖縄は断続的に雨が降るが、気温は高めだ。

<4日の予想最高気温(前日差)>
札幌 -4℃(-1℃) 真冬以下
仙台 2℃(-1℃) 真冬以下
新潟 3℃(+1℃) 真冬以下
東京 11℃(+3℃) 平年並み
名古屋 10℃(+2℃) 平年並み
大阪 10℃(+1℃) 平年並み
福岡 10℃(+1℃) 平年並み
那覇 23℃(+2℃) 4月上旬

週の後半 再び強烈寒波襲来

 週の前半は冬型が緩んで、日本海側でも雪が小康状態となる所が多いが、7日(木)頃から再び冬型の気圧配置が強まり、9日(土)にかけて強烈な寒波が西回りで日本付近に流れ込む。
 このため、日本海側を中心に再び大雪となるおそれがある。西日本の太平洋側でも雪の降る所があり、晴れる所も寒さが厳しくなる見込み。

(気象予報士・海老原美代子)

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