横須賀市は、昨年12月に行った食料支援事業を継続することを決めた。新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の発令で困窮者の増加が想定されるためで、2月1日から支援希望者を随時受け付ける。
年末の支援事業では、1人につき4日分の主食と副食などを配布。反響は大きく、562世帯、1471人分の食品が提供された。
利用者の中には、生活に困っているものの、既存の支援制度の枠組みでは対象にならない人もいたという。緊急事態宣言の発令で困窮に追い込まれる人が増える懸念があり、事業が継続されることになった。また、現在もほぼ毎日市民から食品寄贈があり、その善意にも応えたいという。
継続する事業では、提供する食品の量は1人につき4日分。相談窓口などを記載したカードも併せて配布する。希望者は事前に電話で申し込み、希望する行政センターで食品を受け取る。
担当する地域福祉課は「コロナの影響を受けた人ではなくても利用できる。1人で抱え込まず、状況を悪化させる前に来てほしい」と呼び掛ける。1月中の問い合わせは同課電話046(822)8570。