〝バカサバイバー〟こと青木真也(37)が、2021年最初の総合格闘技(MMA)戦を勝利で飾った。
22日にシンガポールの格闘技イベント「ONEチャンピオンシップ」(インドアスタジアム)でジェームズ・ナカシマ(32=米国)と対戦。ミドルキックの連打を放つと、プレッシャーをかけてきたナカシマに右フック一閃。脚を捕らえた状態から背後に絡みつき、スタンド状態のまま1R2分42秒、ネッククランク(顔面締め)で一本勝ちを収めた。
勝利した青木は、セコンドの宇野薫(45)と歓喜の抱擁。「日本にはいっぱい応援してくれる人がいて、37年間生きてきて、今が一番応援を受けている。今が一番幸せ。ありがとう!」とファンに感謝の言葉を送った。
【青木の一問一答】
――勝利、おめでとうございます
青木 ラッキーでした。それだけです。
――試合前はタフな試合になると言っていた。ご自身でも驚いているか
青木 はい。本当に驚いています。もっと厳しいタフな試合になると思っていたので、この結果は本当にラッキーだったと思っています。
――キャリアを続けるモチベーションは? 今後タイトルマッチをやりたいという気持ちは
青木 格闘技が好きで単純に楽しいから、これ以上楽しいことも好きなこともないし、単純に好きだからやっているだけです。タイトルマッチと言うよりも、次の試合がテンポよく来たらいいなと思います。毎回、試合をなかなかいただけないことが多いので、早く試合がほしいなと思っています。
――タイトルマッチはあまり考えていないということだが、戦いたい選手はいるか
青木 あまりないです。とにかく早く試合がしたいですね。ただ、日本人で言ったら秋山(成勲)とかとやってみたいですね。
――着ているTシャツに「AGE IS JUST A NUMBER」(年齢はただの数字に過ぎない)と書いてある
青木 僕、若いでしょ!? 若くない? 自分が37歳っていうのはあまり感じていないです。あまり年齢は気にしていないし、変わらず楽しいし。だって普通に考えたら、おかしいでしょ。いいオジさんが裸になってパンツ一丁になってグローブ付けてぶん殴りあったりしているんだからさ。そのくらい、まだ気持ちは若いです。