【競泳】エース・大橋悠依が語る東京五輪への思い「五輪っていう言葉を出すのが難しい」

女子400M個人メドレー決勝で優勝した大橋悠依(代表撮影)

競泳の北島康介杯第2日(23日、東京辰巳国際水泳場)、女子400メートル個人メドレー決勝が行われ、2019年同種目世界選手権銅メダルの大橋悠依(25=イトマン東進)が4分37秒22で優勝した。

昨年の日本選手権は体調不良で欠場。年末年始の準高地合宿(長野・東御市)にも帯同しなかったことから「あまり練習をつめていなかったので、どういう感じになるかなと思っていた」というが、得意の背泳ぎでトップに立つと、前半を2分14秒13で折り返し、最後までリードを守り抜いた。

かねてメダル獲得を目標に掲げる東京五輪まで23日でちょうど半年。ただ、いまだ新型コロナウイルスが終息するメドは立っておらず「今はすごく五輪っていう言葉を出すのが難しいくらい世界の状況が大変」と不安を口にしながらも「アスリートとして目指す1つの場所ではあるので、すごく自分自身も五輪に対する思いは強いが、少し余裕を持ってできている。あまり焦らずに自分のペースを考えながら、必要なことを着実にやっていきたい」と決意を述べた。

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