ノアのGHCナショナル選手権(23日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)は王者の拳王(36)が〝平成のテロリスト〟こと村上和成(47)を下し、4度目の防衛に成功した。
ゴングと同時に掌打の連打を仕掛け、挑戦者は場外へ。その後もコーナーに追い込み強烈な張り手をかました。
ヒートアップした村上もマウントポジションから腕ひしぎ逆十字固めを決め、「オラー! 来い!」とキック合戦に。拳王はグーパンチで村上をダウンさせた。
これでキレた村上もパンチの連打と踏みつけで応戦したが、王者は一瞬の隙を突いてスリーパーで捕獲。一度は逃げられたが、掌打から再びスリーパーで絡みついた。ロープエスケープを狙う挑戦者が意識を失ったところでレフェリーが試合を止めた。
方舟マット乗っ取りを狙うテロリストの目標をあっさり打ち砕いた王者の元には試合後、地元・大阪の船木誠勝(51)が登場。「次のタイトルマッチ、俺と勝負してほしい」と次期挑戦を表明した。
すると拳王は「プロレスラーイコール最強を体現し続けてきた船木誠勝、挑戦を受けるに決まってるだろ」と返答。さらには「俺からの提案が一つあるぞ。ノア、そして拳王の夢であった日本武道館大会、そこでベルトをかけて戦いましょう」と握手を交わし、2月12日東京・日本武道館大会でのV5戦が電撃決定した。