【女子バスケ】リオ五輪主将・吉田亜沙美が引退発表 五輪延期が起因

2016年リオ五輪で女子バスケットボール日本代表の主将を務めた吉田亜沙美(33)が24日、現役引退を発表した。

新型コロナウイルスの影響で東京五輪延期が決定した後、身の振り方に苦悩。この日、自身のツイッターを更新し、ついに決断を下した。

吉田は「現役選手に終止符を打ち次のチャレンジでもある指導者への道に進む事を決断致しました。年内までは考え悩み年明け2021年には答えを出そうと自分の中で決めておりました。しっかり自分の言葉でお伝えしたいと思ってました。ご報告が遅くなり申し訳ございません」とつづった。

昨年3月、一度は現役を退く意向を表明したが、東京五輪出場を目指して引退を撤回。しかし、コロナ禍で目標の五輪は前代未聞の延期となり、吉田は現役続行するか否かを決めかねていた。

五輪延期が起因して引退を余儀なくされた選手は多いが、また一人、コロナ禍の犠牲となった。今後、指導者として生まれ変わる吉田に期待が集まる。

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