緊急事態宣言再発令から2週間 街の様子、生活に影響は?

首都圏の1都3県に緊急事態宣言が再発令されてから2週間がたちました。東京都内の人出に変化があったのか、街の様子と宣言による生活への影響を取材しました。

緊急事態宣言が再発令された1月8日に確認された東京都内の新型コロナウイルスへの新規感染者は2392人でした。それから2週間がたった22日は1175人が確認され、新規感染者は減っているものの依然として1000人を超える状況が続いています。

「宣言」の期限とされる2月7日までちょうど"折り返し地点”となる中、東京都心の景色に変化はあったのでしょうか。

午後2時すぎの銀座の街は、宣言の再発令前に比べても人出はあまり変わらないように感じられ、紙袋を手に歩く買い物客の姿が多く見られました。また、午後4時の渋谷・スクランブル交差点も多くの人が行き交い、渋谷センター街へと向かう人の流れは途切れません。こちらも2度目の宣言による人出の減少はあまり見られません。内閣官房によりますと、渋谷の人出は21日時点で、1回目の緊急事態宣言前より14%増加したということです。

宣言の再発令で生活に変化はあったのでしょうか。街の人からは「影響は大きい。夜、ご飯を外で食べられないので、かなり自炊が増えた」「飲食店で働いているので、午後8時までの営業になったことで売り上げや自分自身の生活リズムはがらりと変わった」などといった声も聞かれました。

感染の拡大が抑えられない中、期待が高まるのが「ワクチン」です。22日夕方から行われた政府の対策本部で、菅首相は一刻も早い新型コロナウイルスの収束に向け、ワクチンの早期接種を強調しました。

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