ヘタフェ指揮官が久保建英に期待する必殺FK

久保建英

スペイン1部ヘタフェに移籍した日本代表MF久保建英(19)は25日午後10時(日本時間26日午前5時)にキックオフのビルバオ戦で2試合連続の先発出場を果たすことが濃厚だが、ホセ・ボルダラス監督(56)はセットプレーで試合を決定づけることを期待している。

スペイン紙「マルカ」は、ボルダラス監督と久保がFKキッカーについて会談を持ったと報道。久保の加入前はウルグアイ人MFマウロ・アランバリ(25)がFKキッカーを任されていたが、指揮官は久保とMFカルレス・アレニャ(23)の新加入組との〝分業〟を検討し、久保と意見交換をしたという。

「久保は非常にうまくFKを蹴る。状況によっては彼の力が必要になる。だから我々を助けてほしい。そう伝えた」

ボルダラス監督は昨季、久保がマジョルカで切れ味鋭いFKを蹴っていたのを見ており、試合展開やFK獲得位置次第では相手に脅威を与えると確信。シーズン初めに固定したFKキッカーを変えることはチームに悪影響をもたらしかねないが、一撃必殺のFKが蹴れる久保なら周囲を納得させることができると判断した。

それがウエスカ戦での〝FKキッカー・久保〟の誕生につながった。久保の加入からチームは2連勝。今季初の公式戦3連勝に向けて、日本の至宝の左足がうなるシーンが見られそうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社