“史上最速”のエッセンスを受け継ぐ限定車『ミニJCW GP インスパイアード・エディション』が登場

 2019年に世界限定3000台で発売され、MINI史上“最速モデル”と謳われた『MINI John Cooper Works GP(ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・ジーピー)』にインスパイアされた限定車『MINI John Cooper Works GP Inspired Edition(インスパイアード・エディション)』が登場。2021年2月末までの期間限定生産となり、1月22日より発売開始となっている。

 世界限定3000台のうち、日本市場には240台が導入され瞬く間に完売となったミニ・ジョン・クーパー・ワークス・ジーピーは、「公道を走行可能な英国ブランド車として最速のモデル」との触れ込みに恥じない圧倒的なパフォーマンスを持って登場した。

 その核となるエンジンは、ベースのミニ・ジョン・クーパー・ワークスに対してクランクシャフトやベアリング、ピストン、コネクティングロッド、バイブレーションダンパーを強化し、さらにオイル供給やクーリングシステムを最適化することにより、最高出力を75PSアップの306PS/450Nmとし、最大トルク450Nmをわずか1750rpmで発揮。0-100km/h加速は5.2秒という驚異的なスペックを誇っていた。

 また、そのパワーを受け止めるべく8速スポーツ・オートマチック・トランスミッションやトルセンLSD(機械式リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)も採用され、10mmダウンのサスペンションやブレーキ周りなども専用品に換装。

 エンジンマウント、ボディ構造、フロントアクスルからリヤアクスルに至るサスペンションの構造を再設計しキャンバー角も見直される、スパルタンな仕様となっていた。

日本市場には240台が導入され瞬く間に完売となった『MINI John Cooper Works GP』(手前)

■インスパイアードの名のとおり専用装備を採用

 今回発表の限定車“インスパイアード・エディション”は、インスパイアードの名のとおりGP専用に設定されたボディーカラーであるレーシング・グレー・メタリックや、ウォークナッパ・レザー・ステアリング、GPロゴ付のダイナミカ・レザー・コンビネーションなど、GPモデルにのみ採用された装備を用いたモデルとなっている。

 エクステリアで特徴的なボディカラーは、見る角度によってライトグレーからブルー・バイオレットへと移り変わるGP専用開発色を採用し、足元にはランフラット・タイヤを組み合わせたGPセンターキャップ付の、ジョン・クーパー・ワークス・カップ・スポーク2トーンの18インチアロイ・ホイールを装着する。

 一方のインテリアもGPモデルに即した内容を盛り込み、専用GPウォークナッパ・レザー・ステアリングは六角形の模様が刻まれた金属性のシフトパドルや、ステアリングホイールのスポーク部と助手席周りのインテリア・トリム・ストリップなどには、3Dプリンターによって成形したパーツが採用された。

 さらにダイナミカ・レザー・コンビネーションを持つスポーツシートや、フロアマット、ドアシルプレートなどには“GP”のロゴを掲げつつ、カメラ&パーキングアシストパッケージやクルーズコントロール、そして前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキを含むドライビング・アシストなど、日常ユースで必須の快適装備も備わり、価格は529万円(消費税込)となっている。

ボディカラーは、見る角度によってライトグレーからブルー・バイオレットへと移り変わるGP専用開発のレーシング・グレー・メタリックを採用する

MINIカスタマー・インタラクション・センター:0120-3298-14
MINIインターネット・ウェブサイト:http://www.mini.jp
『MINI John Cooper Works GP Inspired Edition』スペシャルサイト:
https://www.mini.jp/ja_JP/home/range/john-cooper-works-new.html#the-mini-jcw-gp-inspired-edition

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