今井絵理子氏も参加 自民党若手議員有志「孤独対策勉強会」の提言は菅首相に届くのか

「孤独対策勉強会」に参加した今井絵理子氏

元「SPEED」メンバーで、自民党の今井絵理子参院議員(37)が25日、若手議員の有志による「孤独対策勉強会」(呼びかけ人・鈴木貴子衆院議員)に参加した。

新型コロナウイルス感染拡大に伴い自殺者数は、5か月連続で増加。特に女性や子供の自殺が増加傾向で、深刻な社会問題になっている。

政府は「望まない孤独の根絶」を目的として昨年3月に「あなたのいばしょチャット相談(厚生労働省支援情報検索サイト)」を開設すると、7か月で2万5654人が窓口を利用し、受信したメッセージ数は29万9597件に上った。同勉強会は、自殺者が増えている現状を踏まえ、早ければ来月下旬にも提言を取りまとめ、菅内閣に申し入れる。

今井氏は、同勉強会に参加した理由をこう打ち明けた。

「コロナ禍で、私たち有志で(孤独問題を)何かできないかと。日本では、孤独が、個人の問題というとらえ方ですが、時代が変わり、核家族化してひとりでいる方が多いなかで『1人じゃないんだ!』と思える日本がつくれたらいいな、と」

政府の経済財政運営の基本指針「骨太の方針」や次期衆院選の自民党公約に、提言の反映を目指す意向を目指している。

この自殺者の現状などから、孤独対策の予算はどれぐらいの額をイメージしているのか。今井氏は「専門家の調査などを踏まえ、検討して提言をまとめて行くと思います。そうなれば(予算の原資は)国民の税金ですので、国民の方が納得できる予算にしなくてはいけないと思っています」と話した。

自民党若手議員の同勉強会の提言は、果たして菅義偉首相(72)の胸に届くか。

© 株式会社東京スポーツ新聞社