河野太郎ワクチン担当相の〝サポート役〟 小林史明補佐官の「評判」

小林史明衆院議員

政府は20日、新型コロナウイルスのワクチン接種に向けた調整を担当する河野太郎行政改革担当相(58)の補佐官に、自民党のデジタル社会推進本部の事務総長を務める小林史明衆院議員(37)を起用した。

菅義偉首相(72)は、新型コロナウイルのワクチン接種に向けて重要な調整役を担う「ワクチン担当相」に河野氏に白羽の矢を立てた背景には、「ツイッターのフォロー数200万人を誇る発信力が買われた」といわれる。

小林氏の補佐官起用についてはどうか。政府関係者はこう話した。

「ワクチン接種は国民に理解と協力を求めて行くわけですが、非常に課題が多い。小林氏は河野氏の事務的な問題に関し、迅速に政策を企画、立案しサポートする役割を果たせる期待が持たれています」

小林氏はNTTドコモ社員を経て政界入り。当選3回の自民党の若手議員だが、第二次安倍内閣で内閣府政務官を務め、NHK改革や楽天の携帯市場への参入など放送・通信分野で規制改革を進めて活躍した。

自民党関係者によると、小林氏は5年前に河野氏が党の行政改革推進本部長だった時に、本部長補佐を務めていた。

好きなスポーツチームは、地元のプロ野球、広島カープとサッカーJ1サンフレッチェ広島を挙げている。

「小林氏は安倍晋三前首相や小泉進次郎環境相が歴任した第50代党青年局長を務めました。若手議員のなかで存在感があります」(自民党関係者)

小林氏は就任あいさつで「ワクチン接種はコロナの感染拡大予防、その先の収束に向けて重要な道筋だ。河野氏のチームとして全うしていけるように頑張りたい」と抱負を語った。

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