ヤンキースが年俸9億3000万円右腕をレッドソックスへ放出 FA田中への影響は…

ヤンキースが放出したオッタビノ(ロイター=USA TODAY)

レッドソックスとヤンキース間で超異例のトレードが25日(日本時間26日)に成立した。米大リーグ機構(MLB)公式サイトのフィンサンド記者は自身のツイッターで「2014年のトレード期限にニューヨーク(ヤンキース)がスティーブン・ドルーを獲得し、ケリー・ジョンソンを(レッドソックスに)放出して以来7年ぶり」と伝えた。

今回、ヤンキースからレッドソックスへ移籍するのはアダム・オッタビノ投手(35)と、傘下マイナーのフランク・ハーマン投手(23)。レッドソックスからは金銭、もしくは選手の移籍が後日発表されるという。

オッタビノはメジャー通算10年で463試合に登板。25勝28敗、19セーブ、127ホールド、防御率3・53。今季年俸900万ドル(約9億3000万円)のうち、85万ドル(約8800万円)をヤンキースが負担する。

年俸総額を2億1000万ドル(約218億円)以内に抑えてぜい沢税を回避したいヤンキースは年俸900万ドルのオッタビノ放出で補強費用に余裕が生まれた。FAになった田中将大投手(32)との残留交渉の余地があるかと思えたが、MLB公式サイトはFAになったチーム生え抜きのブレッド・ガードナー外野手(37)に充てるだろうと予測。残念ながら田中残留は完全消滅か。

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