元F1王者ジェンソン・バトン、電動オフロード選手権エクストリームEにチームオーナー&ドライバーとして参戦

 2021年4月に開幕を予定する新たな電動オフロード選手権エクストリームEに、2009年F1チャンピオンのジェンソン・バトンが自身のチームを率いてエントリーすることが決まった。バトンはドライバーとしても参加する。

 バトンは『JBXE』という名称のチームでエントリー、他のF1チャンピオン経験者ルイス・ハミルトンやニコ・ロズベルグのチームと戦うことになる。しかしハミルトンとロズベルグとは異なり、バトンはチームオーナーであると同時にドライバーも務める。チームメイトの女性ドライバーは明らかにされていない。

「エクストリームEにはF1世界チャンピオンのチームが3つ参戦することになる。ラリーの世界チャンピオン、ラリークロスのドライバー、ダカールのチャンピオン、オフロードチャンピオンというすごい顔ぶれが揃う」とバトンは『Sky Sports』に対してコメントした。

「気候変動の影響を受け、それにより環境に大きな影響を受けたエリアで5戦が開催される。そういう場所でレースをすることで、状況への認知度を高めるというのが、このカテゴリーの目的であり、素晴らしいところだ」

 バトンが発表したマシンのカラーリングは、F1でタイトルを獲得した際に乗っていたブラウンGPのBGP001に似たホワイトとイエローがあしらわれたものになっている。

ジェンソン・バトンがエクストリームEに参戦へ

 バトンは1月22日には、ウイリアムズ・レーシングのシニアアドバイザーに就任することを発表しており、今年から解説者に加えてチーム関係者としてのF1活動も行うことが明らかになっている。

ジェンソン・バトン

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