カンテレ「えみちゃんねる」後枠は当面「坂上どうぶつ王国」

関西テレビ

関西テレビの羽牟正一社長(68)が26日、オンラインで新春社長会見を開いた。

同局は昨年、タレントの上沼恵美子がMCを務め、25年間自社制作してきたバラエティー番組「快傑えみちゃんねる」(金曜午後7時)を終了した。その後の放送枠には、フジテレビ系「坂上どうぶつ王国」や大人気アニメ「鬼滅の刃」を編成。自社制作が行われない状況が続いている。

羽牟社長は自社制作番組について「制作局は頑張っていると思っている。ローカルタイムで大阪の地元向け番組も評価いただいており、全体の視聴率も少しずつ上がっている」と評価。

「えみちゃんねる」枠の自社制作復活についても「編成と制作の方でいろいろと考えてくれていると思う。鬼滅の刃があの枠を使って評価をいただいたので、次は自分たちの力でコンテンツを作れるようにと思っている」と期待を寄せた。

編成・コンテンツビジネス担当の喜多隆取締役も「必ず自社制作でと思っている。長く視聴者に喜んでもらえるようにしたい」と意欲をみせつつ、当面は坂上どうぶつ王国の放送を続ける見通しを示した。

一方、同局が制作するピン芸人日本一決定戦「R―1グランプリ2021」は、参加資格が「芸歴10年以内」とされるなど今回から大幅にルール変更が行われた。

羽牟社長は「霜降り明星」粗品や「マヂカルラブリー」野田クリスタルを念頭に「M―1もR―1も制する人が出てきて、お笑いがクローズアップされている。原石みたいな人が出てきたりと期待している。今まで以上に評価を受け、皆さんに認識していただけるいいチャンスでもある」と〝新生R―1〟に期待した。

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