「今でもチェルシーでやれる」 29歳オスカルが復帰に意欲

2012年から2017年までチェルシーでプレーしたブラジル人MFオスカル。

現在は上海上港でプレーする彼が『Guardian』のインタビューに答えた。

週給40万ポンド(5700万円)ともいわれる破格の給与を提示した中国へ移籍した理由、そして、チェルシーへの復帰などについてこう述べている。

オスカル

「中国には信じられないほどの財力があり、選手が断ることのできないオファーを提示することもある。

全てのサッカー選手、全ての働く人は家族を助けるために金を稼ぎたいと思っている。

僕は非常に貧しい社会背景を持つブラジルの出身だ。何も持っていないかった。これは自分の仕事に対する報いだよ」

オスカルが3歳だった頃に父親が交通事故で亡くなり、それ以降は母親がひとりで3人の子供たちを育てることになったそう。

オスカル

「(今すぐに)中国を去ることは考えていないよ。ここには凄いプロジェクトがある。

でも、キャリアを終わらせるためにチェルシーに戻りたいね。

あそこでは美しいストーリーを築いた。

とても若くしてプレミアリーグに移籍した時、当時のファンたちはブラジル人選手をあまり信用していなかったんだ。僕はその考えを変えることに貢献した。

(チェルシーに)もう一度移籍しようとする時の僕はちょっと歳をとっているかもしれないけれど、いいスター達ととてもいいプレーができているので、チェルシーにまだ自分の居場所はあると感じている」

29歳になったオスカルは上海上港との契約が2024年まであるが、引退する前にチェルシーに戻りたいと考えているようだ。

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