【26日】対馬、フェーズ2に 長崎県内3市1町 16人コロナ感染

26日発表の市町別感染者数(左)と新型コロナウイルス感染者の入院状況 (25日午後7時現在)

 県と長崎、佐世保両市は26日、県内3市1町で新たに計16人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内感染者数は計1435人になった。県は対馬医療圏の専用病床確保のフェーズを「1」から「2」に引き上げ、12床に拡充するよう対象医療機関に要請。入院者が1人に減った壱岐医療圏は「4」から「2」に引き下げた。
 対馬市では、対馬海上保安部の30代男性海上保安官が感染。男性はクラスター(感染者集団)が発生した巡視船艇とは別の船艇に乗務していた。
 佐世保市では、クラスターが発生した高齢者福祉施設「長寿苑」で新たに利用者3人、職員1人の感染が判明。いずれも21日の検査で陰性だったが、その後の再検査で陽性となった。同施設の感染者は計31人となった。
 長崎市では、市立小学校の学校関係者1人が感染。この学校の一部を学級閉鎖し、児童を含む関係者数十人の検査を進めている。北松佐々町の1人は県外移動歴があった。
 一方、県は、県外で訓練中だった陸上自衛隊大村駐屯地の10代男性自衛官の感染も公表。福岡県内の病院で感染が確認され、長崎県内の感染者には数えない。
 また、これまで職員や入院患者計35人が感染した長崎セント・ノーヴァ病院(西海市)は2月1日から再診に限り、外来や通所リハビリを再開する。新規の入院、外来の再開は有識者らで構成する第三者委員会の判断で決める。

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