【大相撲】厳罰必至の時津風親方 近年の引退勧告以上の処分は…

時津風親方の処分は…

大相撲の時津風親方(47=元幕内時津海)が日本相撲協会が定める新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反していたことが27日、分かった。

同親方は昨年9月にも外出禁止の規則を破って知人とゴルフなどを行い、秋場所後に「委員」から「年寄」への2階級降格処分を受けたばかり。今回の違反行為を受けて「引退勧告」や「解雇」などの厳罰が下される可能性が高い。

相撲協会の定款では、懲戒は軽い順に「けん責」「報酬減額」「出場停止」「業務停止」「降格」「引退(退職)勧告」「懲戒解雇」の7段階が定められている。近年の角界で「引退勧告」以上の重い処分が下された不祥事は以下の通り。

◆2007年10月 15代・時津風親方(元小結双津竜)
時津風部屋力士暴行事件に関与(=解雇)

◆08年8月 元幕内若ノ鵬
大麻取締法違反(所持)で逮捕(=解雇)

◆08年9月 元幕内露鵬、元十両白露山
大麻使用の疑い(=解雇)

◆09年2月 元十両若麒麟
大麻取締法違反(所持)で逮捕(=解雇)

◆10年7月 16代・大嶽親方(元関脇貴闘力)、元大関琴光喜
野球賭博問題(=解雇)

◆11年4月 12代・谷川親方(元小結海鵬)
八百長問題(=解雇)

◆15年10月 16代・熊ヶ谷親方(元十両金親)
マネジャーへの傷害容疑で逮捕(=解雇)

◆18年3月 元幕内大砂嵐
現役力士の運転禁止に違反し、追突事故を起こして道交法違反(無免許運転)により略式起訴(=引退勧告)

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