強運男と強運女のスペシャルな「麻雀談議」が実現! プロ麻雀リーグ「Mリーグ」の情報番組「熱闘!Mリーグ」(テレビ朝日系、AbemaTV)のメインMCを務めるお笑いコンビ「爆笑問題」の田中裕二(55)と、モデルでプロ雀士でMリーグ・KADOKAWAサクラナイツ所属の岡田紗佳(25)が対談した。田中は2007年GⅠ皐月賞で特大万馬券をヒット、岡田も“幻の役満”と言われる「九蓮宝燈(チューレンポートウ)」をテレビ番組でアガった経験がある強運の持ち主。この対談を読むだけで2020年の運気が上がるかも?
田中:まずは今季からMリーガーになって、どんな心境か聞かせてくれる?
岡田:「恐ろしい」のひと言です。もう、怖くて…。試合以外で打ったことがある方(選手)もいるんですけど、まず、その人たちの空気感が違うんですよ。
田中:結構、多牌、少牌もあるしね。考えられないよね。独特な緊張感があるんだろうね。
岡田:何か、鳴いたら「全部牌が透けているんじゃないか」って。
田中:あのレベルで麻雀打ってると、「全部見透かされているな」って感じがある?
岡田:はい、見透かされている感じがします。たぶん、全部は分からないですよ。ぼんやりと「ここらへんかな?」ぐらい。でも、一点読みされてるぐらいに思っちゃうんです。
田中:あのさ、「自分の麻雀」ってあるじゃない? でもさ、例えば「普通だったらこの牌を切るけど、この相手なら…」って。いつものやり方じゃバレバレだから、奇をてらって違う牌を切るなんてことをしたくなるでしょ?
岡田:したくなるんですけど、それをしちゃうと大転びしちゃうから。いつも試合の前には「上手に打つな」と心掛けて。下手に打つというのは言い過ぎですけど「若者らしく真っすぐ打とう」と思ってます。
田中:それはすごいね! でも、岡田さんは絶対に「持ってる」じゃん? あの「われめDEポン」で、九蓮宝燈アガっちゃうんだから。これはね、絶対にね、自分を信頼したほうがいいよ。
岡田:やっぱりそうですかね? 周りからすごい言われるんですよ。
田中:それはそうだよ! これはね、持ってる人にしかできないことだから。だって「われポン」もあんなに長く放送していて、チューレンをアガった人がいないんだよ。だから自己暗示じゃないけど、「私はできる人だ」って。それは強力な武器だよ。
岡田:そうですよね。
田中:相手だって「持ってる打ち手」だって意識させるだけで、全然違うよ。俺らだって一般の人と麻雀打っててさ、誰だって一発ツモって起こり得るんだけど、オレが一発ツモだと「やっぱり芸能人って持ってるなー」って言われるもの。一発何かやるって大事だよね。オレ、昔から東スポで競馬予想やってるんだけど、昔(2007年皐月賞で)一発だけ、まぐれですっごいの当たったのよ。それだけでメシ食ってるからね(笑い)。
岡田:すごい!
田中:普通、タレントの競馬コラムなんて、そんなに長く続かないのよ。あれがあるから「こいつもう一回あるかも」って。
岡田:いくら当たったんですか?
田中:全部で払い戻しが800万ぐらい。
岡田:えー! すごいですね!
田中:「100万馬券の男・田中」ってなるからね。だから、あの岡田さんのチューレンも、そういうふうになるよ。
岡田:私、役満のイメージあるんですけど、実はそんなにアガってないんですよ。でも、ほとんど試合でアガるんです。2018年も4回中3回が試合でアガって。19年も4回中3回が試合ですからね。あとはデビューの時のトーナメント。役満ツモらなきゃ優勝がないってところで、親の役満ツモって、優勝した時です。
田中:それはすごい! それはシブコ(女子ゴルファーの渋野日向子)だよ(笑い)。アガってみたい役満とかはある?
岡田:天和、国士(無双)13面チャンみたいな! 語り継がれるようなものですかね。
田中:それはもう積み込みだね(笑い)。
岡田:まだ、私4種類しかアガったことないんです。国士、四暗刻、大三元…。
田中:あと、チューレン! あり得ないよ(笑い)。いろんな役満を飛び越えてるよ! それをテレビの生放送でしょう? やっぱ、すごいよアンタ…。
【Mリーグとは】8チーム(1チーム3~4選手)で争うプロ麻雀リーグ。麻雀のプロ5団体からトッププロが集まり、日本最高峰の戦いを繰り広げている。2018年10月に初シーズンが開幕、赤坂ドリブンズの優勝で翌19年3月に閉幕した。
今シーズンは昨年9月に幕が切って落とされ、現在激戦の真っ最中だ。岡田が所属しているサクラナイツは今シーズンからの初参戦チーム。また俳優の萩原聖人もTEAM RAIDEN/雷電のメンバーとして、昨シーズンから続けて参戦している。
本紙では毎週水曜日に「週刊Mリーグ」を掲載している。