東北電力株式会社が2021年3月期 第3四半期決算(連結)を発表

東北電力 上席執行役員 新潟支店長の藤倉勝明氏(左)、東北電力ネットワーク新潟支店長の松坂英次氏(右)

東北電力株式会社は27日、2021年3月期 第3四半期決算(連結)を発表した。売上高は1兆5,414億6,700万円(対前年同期比△6.2%)、営業利益878億4,100万円(同△4.5%)、経常利益757億2,300万円(△2.9%)、親会社株主に帰属する純利益506億1,700万円(同2.4%)となった。

第3四半期は、新型コロナウイルス感染症の影響により、業務用、産業用ともに稼働減があったことなどから販売電力量は前年同期比で3.0%減少した。これに加え、燃料価格の低下に伴い、燃料費調達額が減少したことから売上高は前年同期に比べ、1,011億円減少した。

経常利益は、燃料費調達制度のタイムラグ影響が利益を押し上げたことなどに加えて、上期に燃料費の低減に努めたものの、収入が減少したことから前年同期に比べ22億円の減益となった。

一方、親会社株主に帰属する純利益は、前年度に令和元年度東日本台風に伴う特別損失を計上した反動から、前年同期に比べ、11億円増となった。

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