県内病床や宿泊療養施設逼迫 自宅療養経過観察注意を

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、県内で自宅療養、待機している感染者が多い状態が続いている。コロナ病床や宿泊療養施設の逼迫(ひっぱく)も背景に、入院・療養先の調整中を含め、1月上旬以降はほぼ連日100人以上が自宅療養・待機となり、一時は300人以上に膨らんだ。自宅療養は軽症、無症状者に限った措置だが、全国では容体が急変し死者も出ている。識者は「自覚症状だけでは重症度の見極めは難しく、自宅療養では特に注意が必要」と警鐘を鳴らす。

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