【29日】コロナ 長崎県内18人感染 「専用病床」38病院、421床に増

29日発表の市町別感染者数(左)と新型コロナウイルス感染者の入院状況(28日午後7時現在)

 県と長崎、佐世保両市は29日、4市1町で計18人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。クラスター(感染者集団)が発生した佐世保市の高齢者福祉施設と認定こども園で感染が拡大した。
 県は同日、感染者の増加を受け、県内の専用病床を最大35病院395床(重症者用27)から最大38病院421床(同38)に拡大したと明らかにした。長崎医療圏は15床増で計140床、佐世保県北医療圏が5床増えて計93床、県央医療圏は6床増の計74床となった。
 佐世保市の高齢者福祉施設「長寿苑」では職員と入所者計4人が新たに判明し計44人に拡大。同市の認定こども園「佐世保ステーション保育園」では園児3人と職員1人の計4人が感染し計17人になった。
 長崎市は、関係者2人の感染が確認されていた市立小で他の関係者全員の陰性を確認。閉鎖していた学級は2月1日再開する。関係者1人が感染した別の市立小は関係者の検査を継続中。仕事で大村市を訪れていた埼玉県在住の50代男性の感染も分かった。


© 株式会社長崎新聞社