【ボルダリング】準決勝で敗退の野口啓代「五輪に向けて気合が入った」と巻き返し誓う

野口啓代は準決勝で敗退

スポーツクライミングの「第16回ボルダリングジャパンカップ(BJC)」(31日、東京・駒沢屋内球技場)最終日、準決勝で敗退した野口啓代(31=TEAM au)が東京五輪への巻き返しを誓った。

第2課題以外を攻略し、全4課題中3完登したもののアテンプト数(トライした数)で7位となり決勝へのベスト6に残れず。大会最多11度の優勝実績を誇る力を発揮することができなかった。

「気持ちが入っていなかったのかな。集中しきれていなかった」と敗因を挙げ「完登できる課題を一回で仕留められなかったり、できない課題で(制限時間の)4分、5分間で修正する能力が落ちている。(2課題目も)最後まで同じような動きになってしまった」と反省の弁を述べた。

しかし、ショックの色はなく「あと半年で克服したい。1トライ目で仕留める練習やシミュレーションだけでは足りない部分もあり(W杯など今後の日程が不透明なため)大会がないと埋めにくいが、普段から意識してやっていく。五輪に向けて気合が入った」と巻き返しを誓った。

「ライバルたちの応援になった」と振り返った最後のBJCの悔しさは五輪の舞台で晴らす。

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