新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は31日、鎌倉市の80代男性と、川崎市の80代女性、伊勢原市の50代男性の3人が死亡した、と発表した。新たに10歳未満～80代の41人の感染を確認。3人が中等症、30人が軽症、8人が無症状。12人の感染経路が不明という。
死亡した80代男性は基礎疾患があり、9日に発熱、10日に県内の病院で抗原検査を行ったところ陽性が判明し入院。当初「軽症」だったが重篤化し、29日に新型コロナ感染症による肺炎で死亡した。
80代女性は5日に発熱、6日に県内の病院で陽性が判明、入院していたが重篤化し肺炎で30日に亡くなった。基礎疾患があったという。
新たに感染が確認された41人のうち、20人は同居の家族に陽性者がいたケースだった。
また、小田原市に住む医療従事者の20代男性は、県が30日にクラスター（感染者集団）として発表した小田原保健福祉事務所管内の病院に勤務。この病院では男性を含め職員4人と患者2人の陽性が判明し、80人規模で集団検査を実施しているという。
