【DDT】秋山準が復帰戦快勝!王者・遠藤に「俺のベルト磨いとけ」と挑発

高尾にヒザを浴びせる秋山

復帰戦快勝で王座取りに一直線だ。31日のDDT東京・板橋グリーンホール大会で、今月上旬に左膝半月板損傷による関節鏡下半月板切除術を行い戦列を離れていた秋山準(51)が復活。KO―D無差別級王者・遠藤哲哉(29)との王座戦(2月14日、神奈川・カルッツかわさき)の前哨対決を制して弾みをつけた。

この日は「準烈」の大石真翔(41)、岡谷英樹(20)と組み、「ダムネーション」の遠藤、佐々木大輔(35)、高尾蒼馬(32)と激突。遠藤とのにらみ合いでスタートすると、グラウンドの展開から羽根折り固めで絞り上げ「チャンピオン来い!」と挑発する。

試合中盤でダムネーションの面々から左ヒザに集中攻撃を浴びて悶絶する場面もあったが、鬼の形相で耐え抜くと、最後は高尾にスターネスダストαを決めて3カウントを奪った。

試合後には遠藤に向かい「おかげでいいリハビリができたよ。あと、そのベルト、右側がくすんでるから、2月14日までに『ピッカリン』ってやつでしっかり磨いとけ。俺のベルトなんだから」と挑発し、意気揚々と引き上げた。

バックステージでは術後のヒザの好調さを強調しつつ、本紙既報通り全日本からDDTへのレンタル移籍期間は昨年いっぱいで終了し、現在フリーとしてDDTに上がっていることに触れ「コロナ禍の中、頑張らないと」と新たな気持ちで戦いに臨む決意を述べた。

一方、王者の遠藤は「秋山準を最もよく知り、俺と同じハードトレーニングをする、ある人物と近日中に会う」と王座戦に向けての切り札があることを明言。王座戦V4に自信を見せた。

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