自民・松本氏が離党届提出 銀座クラブ訪問巡り

離党届けを提出し、頭を下げる松本氏(中央)=1日午後、自民党本部

 緊急事態宣言中に銀座のクラブを訪問していた問題を巡り、自民党の松本純氏(衆院神奈川1区)は1日、同席していた2議員とともに離党届を提出した。議員辞職は否定した。店には1人で訪れたと説明していた松本氏は「実は後輩議員2人とともに訪問した。前途ある有望な彼らを何としてもかばいたかった」とし、「事実と違うことを申し上げ、心からおわびしたい」と謝罪した。

 離党届を提出後、党本部で記者団の取材に応じた。党からは離党勧告を受けていたという。松本氏は「このような軽率があってはならないという、大きなおしかりと受け止めている」と説明。「横浜の野毛という飲食店の町で生まれ育ち、皆さんの声に耳を傾けたいという思いだったが、こういう結果になってしまった。ただ、思いは変わらないので、元気なまちになっていただけるよう努力していきたい」と語った。

 次期衆院選に向けては、「地元の後援者の皆さんと相談させていただきたい」と述べ、明言は避けた。

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